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Friday, September 11, 2020

監督・原辰徳について岡田彰布が語る。 「本当に強い巨人を創ろうとしている」(webスポルティーバ) - Yahoo!ニュース

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◆巨人愛を貫いた男たちの波乱万丈>>  巨人・原辰徳監督が9月11日のヤクルト戦に勝利し、川上哲治氏を抜いて球団史上最多となる監督通算1067勝目を挙げた。2002年に監督に就任し、2度の休養期間はあったが、昨年復帰し、今季で通算14年目となる。球史に残る名将となったわけだが、原監督とはどんな指揮官なのか。かつて対戦相手としてしのぎを削りあった元阪神監督の岡田彰布氏に聞いた。 【写真】美貌に釘付け!プロ野球球団のチアリーダーたち ── 岡田さんと原監督は、2006年から2008年までの3年間、それぞれ阪神、巨人の監督として戦われました。その時は監督としてどのような印象を持たれていましたか? 「あの頃は、阪神と巨人と落合(博満)さんの中日の3チームが優勝を争っている状況で、最後まで気が抜けないというか、どうやって戦えばいいか、いつも考えとった。2006年は原が2度目の監督になった時で、その前の堀内(恒夫)さんとは違う野球をするなという印象があった」 ── その違いというのは、どういうところで感じましたか? 「野球が攻撃的やったよね。オレとか落合さんはどちらかといえば守り中心で1点をどうやって守るかという野球やったけど、原はどうやって点を取るかを考えていた。ただ選手の能力に頼るのではなく、点の取り方にもバリエーションがあった。試合終盤のしびれる場面で盗塁を仕掛けてきたり、勝負どころと見れば早い回であっても代打を出してきたり......とにかく積極的に試合を動かしてくる印象があった。天性の勝負師タイプやね」 ── 戦いづらさはありましたか。 「そらあったよ。ひとつのミスが命取りになるから。継投にしてもワンテンポ遅れてしまうとやられるし、だからといって相手の仕掛けに対して過剰に反応しすぎてもいけない。いかに試合の主導権を握らせないか、そればっかり考えとったわ。もう腹の探り合いよ(笑)」

── その頃と比べて、今の原監督はどのように映っていますか。 「いろんな意味で余裕を感じる。監督として経験を積んだというのが一番やと思うけど、今は目の前の試合だけじゃなく、将来を見据えながら戦っているように見える。オレと戦っていた頃は、まだ補強に頼っていた時代。小笠原(道大)とか、他球団の主力やエース級の選手が毎年入っていた。今は若手を積極的に起用し、育成に力を入れている。本当の意味で"強い巨人"を創ろうとしている」 ── 昨年監督に復帰されていきなり優勝し、今年もここまで独走しています。 「ほかの監督と比べて、経験の差が出ているのは明らか。どのチームも巨人より圧倒的に戦力が劣っているとは思わない。それでもこれだけの差が出るというのは、ベンチワークに差があると言わざるを得ない。選手起用もそうだし、試合の戦い方など、すべてにおいて原の方が一枚上やないかな。とくに今年に関しては、ベテランをうまく休ませながら使うなど、シーズンを考えながら戦っている」 ◆藤原、根尾を子ども扱いした巨人・戸郷翔征の高校時代>> ── 原監督との戦いのなかで、印象に残っている試合はありますか。 「やっぱり2008年の巨人との最終戦やな。勝ったほうが優勝に大きく近づくという大一番やったけど、1対3で負けた。結局、その試合が原との最後の試合になった。その試合に負けたこともそうやけど、あの年はシーズン前半戦で巨人には最大13ゲーム差も離していたんよ。普通に考えれば、優勝なんてありえない位置にいたのに、そこから巻き返してきたんやから。そらすごいことよ。選手個々の能力はもちろんあったと思うけど、ゲームプラン、シーズンを通した戦い方がうまい。選手に対して厳しい部分はあると思うけど、モチベーションを落とさせないようにやっている」 ── 原監督はベテランに対しても遠慮することなく、時に"非情采配"と呼ばれることもあります。 「勝負の世界は結果がすべてだから、ベテランであっても期待に応えられないのであれば、交代させられたり、バントをさせられたりするのは当然やと思う。監督は勝つために最善を尽くしているわけで、それをどう受け止めるかは選手の問題であって、オレは"非情采配"とは思わない」

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