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Thursday, November 5, 2020

8カ月ぶりギャラリーの声援も 松山英樹「コースは苦手な雰囲気」 - ゴルフダイジェスト・オンライン

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◇米国男子◇ビビント ヒューストンオープン 初日(5日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇7432yd(パー70)

昨年末に再オープンしたコースは、改修に携わったブルックス・ケプカを除けば、おそらくほとんどの選手に知識がない。大会初出場の松山英樹は「(グリーンで)ピンポイントに止めないと痛い目に遭う。あまり好きじゃない、苦手な雰囲気」という試合前の印象から、2バーディ、2ボギー「70」、29位タイで滑り出しのラウンドをまとめた。

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フェアウェイキープ(46.15%)、パーオン(55.56%)の成功率はいずれも半分程度。「ティショットがフェアウェイに行かなかったので、チャンスも必然的に少なくなる」と反省したが、スピンの利いたボールをいとも簡単に弾くグリーンの硬さも目立った。

前半16番(パー5)でバーディを先行させ、難度の最も高い後半1番でアイアンでの2打目をグリーン左に外してボギーをたたいた。ほとんどが砲台状になるグリーン周りからの寄せにも手を焼き、7番(パー3)で2つ目。2オンに成功した8番(パー5)でバーディを奪い返し、「ボギーを2つに抑えられたのは良かった」とイーブンパーでのスタートにホッとした表情も見せた。

今大会はコロナ禍でのシーズン中断を経て、米本土で初めて観客の来場を認めた(1日2000人限定)。松山にとっては大会が途中で中止された3月「ザ・プレーヤーズ選手権」以来の“あるべき姿”が垣間見えた。数少ない日本人のファンの視線と声援を受け取ることもできた。感染リスクの上昇が懸念材料として残っても、「コロナでまだどうなるか分からない中で、そうプレーできることはうれしい」と日常への回帰のプロセスは喜ばしい。

次週に控えたメジャー第2戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)を見据えた大会はいきなり混戦模様。「風もどうなるか分からない。少しでも伸ばしていけるように頑張りたい」と満足感は少なくとも、トップとはまだ5打差だ。

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