J1第2節で磐田と清水が対戦した [写真]=小林渓太
26日、明治安田生命J1リーグ第2節でジュビロ磐田と清水エスパルスが対戦した。
3年ぶりに実現した“静岡ダービー”は、アウェイの清水が先制点を決める。9分、清水は自陣でボールを繋ぐと、左サイドからMF神谷優太が前線へパス。相手選手と入れ替わるように抜け出したMF鈴木唯人がGK三浦龍輝と一対一を迎え、冷静に右足でゴールを決めた。鈴木唯人の2試合連続のゴールで清水がリードを奪う。
先制を許したホームの磐田も、23分に反撃。敵陣中央でボールを持ったDF大井健太郎が、相手DFライン裏へ柔らかな浮き球のパスを送る。これのボールに反応したMF鈴木雄斗が、ペナルティエリア右からショートバウンドで直接合わせ、GK権田修一の頭上からゴールネットを揺らした。試合は振り出しに戻り、ハーフタイムを迎える。
後半、次にゴールネットを揺らしたのは清水だった。67分、途中出場のMF中山克広が敵陣ペナルティエリア手前左でボールを持ち中へ切り込むと、右足一閃。ボールは鮮やかな弧を描き、ゴール右へと吸い込まれた。中山の一撃で清水が勝ち越しに成功する。
追いつきたい磐田だが74分、DF山本義道がこの日2枚目のイエローカードを受け退場。その4分後には、途中出場のFWファビアン・ゴンザレスが浮き球を競り合った相手選手へ腕をぶつけたとしてレッドカードを提示された。磐田は9人での戦いを強いられる。
その後は清水が押し込む展開となるも、磐田は三浦が好セーブを連発し3点目を許さない。しかし、磐田としても清水のゴールを脅かすことができず、結局試合は1-2でタイムアップを迎えた。
ダービーを制した清水が、今シーズンJ1リーグ初勝利を掴んでいる。
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