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Photo:SOPA Images/gettyimages,Diamond |
生命保険各社が営業推進に向けて、新法人を立ち上げようとする動きが足元で相次いでいる。コロナ禍によって、営業職員をはじめとした既存の営業網に制約がかかる中で、今後の持続的な事業成長に向けた一つの解になるのか、業界の注目を集めそうだ。(ダイヤモンド編集部 中村正毅)
朝日生命は代理店向けに新生保、アフラックは少短
業界中堅の朝日生命保険は昨年から、外資系のFWD富士生命保険と共同で、新たな生命保険会社の設立に向けた調整に入っている。
成長が続く代理店マーケットに向けて、機動的に商品を供給する狙いがあるようだ。
代理店市場を巡っては、業界最大手の日本生命保険が昨年4月、はなさく生命保険を新たに設立し営業を開始。保険ショップなどの代理店に向けて、割安な保険料の医療保険などを投入し新契約を急速に伸ばしている。
そうした中で朝日生命は2020年3月期、1.2万人いる営業職員チャネルでの新契約(年換算保険料)が、前の期に比べて4割近くも減少した。
売り上げの柱になっていた「節税保険」が、国税庁の規制強化によって販売が激減したことが主な要因だ。
一方で、代理店向けに開発した「スマイルシリーズ」などの保険商品は、新契約が同38%増と好調で、新会社が実現すれば、代理店市場にさらに食い込むための大きな足がかりになる。
他方、割安かつ保険期間が1年といった短期の医療保険などの開発・投入に向けて、少額短期保険業者の立ち上げを進めているのは、アフラック生命保険だ。
登記簿によると、同社と同じ所在地に準備会社をすでに4月末に設立している。関係当局への登録作業を経て、年内にも営業を始める計画とみられる。
アフラック生命は20年3月期に、「かんぽ不正」問題のあおりを受けるかたちで、保有契約件数が初めて減少に転じており、グループの持続的な成長に向けた対応策が急務になっている。
少短を巡っては昨年、損保ジャパンが新規参入し小口の地震保険などの販売を始めたほか、住友生命保険が医療保険などを手掛けるアイアル少短を買収している。
さらに、第一生命保険がオンライン完結型の商品の投入をにらんで、今年1月に少短の準備会社を立ち上げるなど、グループ全体の営業改革向けた「箱」として活用を模索する動きが相次いでおり、アフラックが新規参入となれば、業界内で同様の動きがさらに強まりそうだ。
訂正 記事初出時の記述から、以下3点を訂正しました。1)第3段落『今夏にも準備会社を設立する計画で、関係当局との事前折衝を進めており、認可を得られれば国内で43社目の生保が誕生することになる。』→削除 2)第4段落『複数の関係者によると、新会社には朝日生命が過半を出資する方向で、』→削除 3)第8段落『新会社が認可されれば』→『新会社が実現すれば』 (2020年6月9日13:30 ダイヤモンド編集部)
※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら
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朝日生命、アフラックら生命保険各社が相次ぎ新会社立ち上げへ - ASCII.jp
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