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Tuesday, June 23, 2020

保険加入直後に入院! そんな場合は、保険金が受け取れないって本当!?(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース

保険に加入していて、保険金が受け取れるはずの病気にかかったのに、実際には保険金を受け取ることができないというケースがあるのをご存じでしょうか。病気の発覚が保険加入直後だった場合などもその一例です。詳しく解説します。

「保険」に加入したのに「保障」が始まっていない期間がある

Aさんは、知人でがんを患う人が増えてきたことから、自分ももしかしたらと不安になり、がん保険に加入しました。その2ヶ月後、検診で初期のがんが見つかりました。 Aさんは、さっそく保険金請求の手続きを始めようと保険会社に連絡しますが、そこで「今回は保険金の支給対象にならない」と告げられショックを受けます。 これはどういうことなのかというと、保険の中には、「保険加入から一定の期間内に病気が発覚した場合は保険金を支給しない」として、その期間を定めているものがあります。 保険には入っているけれども、まだ保障はスタートしていないこの期間は「免責(めんせき)期間」や「待機(たいき)期間」と呼ばれ、がん保険の場合は90日間とされていることが多いようです。Aさんのように加入から2ヶ月後に判明したような場合は、対象になりません(※1)。 こうしたことを意識しないまま保険の加入や見直しをしてしまうと、いざというときに困ってしまうかもしれません。

免責期間はなぜ存在する?

一見、保険加入者にとって損のようなこの規定は、なぜ存在するのでしょうか。 保険というものは、多くの人(契約者)がお金(保険料)を出し合います。お金を出した人の中から病気やケガなど、お金が必要な状況(保険支払事由に相当)になった人が現れたときに、集まっているお金をもとに保険金が支給されるという「相互扶助」が基本になっています。 例えば、がんの場合、胸にしこりがあるなど自覚症状がある人が、病院に駆け込む直前に保険に加入して保険金が支払われると、それまで健康で何年も保険料を納め続けてきた人とのあいだで不公平が生まれます。 そのようなことが頻繁に発生すると、保険会社としては、「保険料として集まるお金」と「保険金として出ていくお金」のバランスが取れず、その保険の運営を継続することが難しくなってしまいます。 そういったことから、一定の待機期間を設けて、症状がある状態での加入をある程度防ぐようにしているのです。

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