週刊誌では道渕の女性に対する暴行などが報じられ、大きな波紋を呼んでいるが、クラブが女性トラブルを認識したのは約2か月前の8月14日だったという。
当時、クラブは道渕に対して事情聴取を実施。顧問弁護士に相談して対応を進め、当人同士で解決することが望ましいと助言を受けた。道渕は自身の代理人の弁護士を通じて女性と話し合い、最終的に双方合意の上で解決したと9月5日にクラブへ報告。クラブは同選手から二度と同様の行為をしないとの誓約書を取り、重い処分を科した上で活動を継続させていた。また、公表を控えていた理由として、両名のプライバシーに関わることや双方の要望があったことなどを挙げている。
道渕はクラブが女性トラブルを認識したとする翌日の8月15日のJ1第10節・清水戦で途中出場。その後、5試合を欠場したが、9月20日のJ1第17節・FC東京戦から今月18日の前節・浦和戦まで7試合連続で出場していた。
しかし、今回の週刊誌報道で「クラブが認知していなかった事実など、クラブの秩序、風紀を著しく乱す内容」が発覚。クラブが道渕に事実関係を確認した上で契約解除に至った。
道渕の女性トラブルは今回が初めてではない。甲府に所属していた2017年、女性への暴行容疑で逮捕・勾留された。処分保留のまま釈放され、不起訴処分となったが、クラブから同シーズンの公式戦出場停止、3か月間の活動停止や減俸20%などの処分を受けている。
当時、甲府のクラブ公式サイト上で「二度と同様の過ちを犯さないことをお誓い致します」と述べた道渕だが、教訓は生かされなかった。
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