[ニューヨーク 30日 ロイター] - 保険業界関係者は30日、大型ハリケーン「アイダ」による保険金請求額について、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で復興に必要な木材や労働コストが上昇していることが一因となり、損害保険各社の推計額(150億─300億ドル)を上回る可能性があるとの見方を示した。
保険業界関係者によると、アイダの保険金請求額(インフレ調整後)は、2005年に発生した大型ハリケーン「カトリーナ」の保険金請求額(870億ドル)は下回る見通し。
パイパー・サンドラーのアナリスト、ポール・ニューサム氏によると、エクスポージャーが大きい保険会社は、米オールステート、プログレッシブ、フェドナット、チャブ、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)、トラベラーズ、ハートフォードなど。
ニューサム氏は、アイダは、カトリーナよりも勢力が1段階弱く、それにより被害額などがカトリーナよりもかなり低くなる可能性があるとの見方を示した。
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