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Sunday, April 10, 2022

家賃補助9割、手当240万円…「転勤当たり前」保険会社の試行錯誤 - 日経ビジネスオンライン

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 転勤が比較的に多い金融業界。しかし、そのシステムを見直す動きがとりわけ保険企業を中心に加速している。

 中でも着手が早かったのはAIG損害保険。介護や病気が理由で退職する人の増加を背景に、2019年から会社都合の一方的な転勤命令を廃止している。コールセンターや直接販売の営業など一部の職種を除く社員約4000人を対象に、地域限定型で転勤をしない「ノンモバイル」社員と全国転勤可能な「モバイル」社員を選択できるようにした。

 対象者全員に全国11のエリアから希望の勤務エリアを調査し、ノンモバイル社員から優先的に配置を決める。現時点でノンモバイル社員の希望は100%通っているという。希望地以外に配属になったモバイル社員には一律月15万円に加え、住居が必要な場合、家賃手当を最大90%支給する厚待遇で転勤に納得を促す。ただし、ノンモバイル社員や希望が通ったモバイル社員は住宅補助を含めて手当はない。

AIG損害保険の全国11エリア勤務地マップ(出所:AIG損害保険の資料を基に作成)

AIG損害保険の全国11エリア勤務地マップ(出所:AIG損害保険の資料を基に作成)

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