最大震度6強を観測した先月16日の地震以降、宮城県内で地震や火災保険の申請サポートをうたったトラブルの相談が相次いでいることが4日、分かった。「保険査定を最大化する」などと勧誘し、保険金の4割を手数料として求められるという。
仙台市消費生活センターなどによると、サポート業者をうたった担当者が被災住宅を戸別訪問し「保険査定を最大化する。調査は無料」「罹災(りさい)証明の手伝いをする」などと語ってサポート契約を結び、地震や火災保険が出た後に手数料として保険金の4割を請求されるという。
市、県の両センターに寄せられた計57件の大半が不審に思っての情報提供だが、中には契約を破棄しようとしたらキャンセル料を請求されたケースもある。
サポート業者に乗せられてうその保険金申請をすると詐欺罪になるほか、保険金の多くを手数料で取られることで本来の修理費が足りなくなるトラブルも今後想定される。両センターとも「保険金の申請は全く難しくない。自分でやれば手数料も一切掛からない」と注意を呼び掛けている。
保険会社でつくる日本損害保険協会(東京)の担当者は「サポート業者を通したからといって、保険金の支払いが増えることは全くない。まずは保険会社に相談してほしい」と話している。
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