クレジットカードには様々な保険が付帯しています。カードの盗難・紛失、不正利用の場合、利用停止手続きをした日の60日前までの利用分については補償されるのが一般的です。
ショッピング保険が付いていればカードで購入した商品が壊れたり盗まれたりした場合に、一定期間は補償されます。壊れやすいスマホなどは対象外となることが多いですが、現金で購入するよりも安心ですし、ポイントも獲得できます。
旅行保険が付帯しているカードもあります。多くのカードでは旅費をそのカードで支払うことを条件に、旅行中に物が盗まれたり病気やケガなどで医療を受けたりすると、補償額の範囲内で保険金が出ます。
カードのランクが上がれば上がるほど、補償額や付帯する保険も増えていく仕組みです。ただし付帯保険は選ぶことができないため、利用したい保険があるならその保険が付帯するカード会社やグレードのカードを選ぶ必要があります。
三井住友カードは今年4月、「選べる無料保険」というサービスを始めました。通常は海外・国内旅行傷害保険が初期設定で付帯していますが、この保険を他の3種類のいずれかに変更できるようにしました。
日常生活で他人にケガをさせたり他人のモノを壊した場合の「個人賠償責任保険」、「入院保険（交通事故限定）」、身の回りの持ち物が盗難・破損などの被害に遭った場合の「携行品損害保険」、そして従来の「海外・国内旅行傷害保険」から自分に合った保険を選べます。
旅行傷害保険から別の保険に変更したら、旅行保険は利用できません。選ぶ保険は1年ごとに変更できます。クレカには様々な特典がありますが、中には使っていないものもあるでしょう。�一度、確認してみてください。
菊地崇仁（きくち・たかひと）
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。
からの記事と詳細 ( クレジットカードの付帯保険 選べるサービス登場 - 日本経済新聞 )
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