「保険金の請求をサポートします」「知らないと損をしますよ」。こんな言葉で火災保険の請求支援をアピールするサポート業者(特定業者)が急増している。火災保険商品が複雑化する中、一定の需要を集めているが、中には詐欺的な手法を助言したり、多額の手数料を要求したりする悪質な業者も少なくない。損害保険各社を悩ませる業者の実態を追った。
不審な請求「確実に増加」
東海地方にある大手損保会社の支店で保険金支払い業務を担当していた社員は2019年9月、高齢の契約者男性から「台風で自宅が被害を受けた。火災保険金で修繕したい」と連絡を受けた。
自宅を訪ね、保険金請求書類を受け取った。書類には詳細な被害の状況とともに損壊箇所が羅列されていたが、台風の発生は約1年前だという。なぜ、すぐに請求しなかったのか。詳しい話を聞いていくと男性はこう告白した。
「雨漏りの修理をしようと見積もりを業者にお願いしたら、『火災保険で直せますよ』と紹介された。被害が実際に台風によるものかどうかは分からない」。最終的に男性の保険金請求は棄却された。
対応した社員によると、業者がかかわったとみられる不審な保険金請求は確実に増加しているという。…
からの記事と詳細 ( 「火災保険請求、支援します」悪徳業者にご用心 損保各社も対応苦慮 - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
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