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Sunday, February 20, 2022

東京海上が中小企業M&A保険…買い手の損失補償・事業承継を後押し - 読売新聞オンライン

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 東京海上日動火災保険は今月、中小企業のM&A(合併・買収)に伴う買い手の損失リスクを補償する保険の販売を始める。M&Aでは大型案件向けの保険はあるが、小規模案件の補償は手薄だった。経営者の高齢化が進む中小企業の事業承継を後押しする。

 補償の対象は、地方銀行や信用金庫などの地域金融機関が手がける中小企業のM&A。保険料を支払う契約者は金融機関となり、被保険者の買い手が補償を受ける。事業承継や事業売却に際して、買収対象企業の財務・税務情報の不備によって買い手が損失を被った場合に補償する。補償額は買収額に応じて500万円か1500万円とする。

 中小企業では経営者の高齢化や事業転換が課題となっている。一方、小規模なM&Aは、大型案件と違って少ない人手で資産査定や法的手続きを行うため、事後にミスが発覚することも多く、個別に保険をつくるのが難しかった。東京海上は仲介役の金融機関が関与する案件をひとまとめにしてリスクを分散し、補償するという。

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