最低年俸は1550万円、ぜいたく税は35.5億円…双方の主張の差
MLBと選手会による労使交渉は、依然として大きな隔たりが横たわっている。23日(日本時間24日)には3日連続で会議の席を設けたが、妥結には至らず。MLB側は、28日(同3月1日)までに合意できなければ試合数が削減される見通しも示した。通常開催に希望をつなぐためのリミットまで1週間足らずだが、ハードルはかなり高い。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者によると、この日の交渉では、最大の懸案のひとつになっている最低年俸についてMLB側が妥協案を提示。1万ドル(約115万円)増して今季は64万ドル(約7350万円)にすると提示したが、選手会が要求しているのは77万5000ドル(約8900万円)への引き上げ。実に13万5000ドル(約1550万円)も開きがある。
双方のかけ離れた主張は、最低年俸以外でも。米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「両者の最新の提案におけるギャップは以下の通り」とツイッターで綴り、争点をまとめた。総年俸の基準額を超えた球団に課す「ぜいたく税」は3100万ドル(約35億5000万円)、年俸調停権を取得する前の選手に分配金を捻出するためのボーナスプールの総額については9500万ドル(約109億円)も主張に差がある。
どちらかか、双方が大幅に譲歩しないと絶対に埋められない溝。ファンは長引く“金銭闘争”に辟易している。通常通りの3月31日(同4月1日)開幕は絶望的との見方もある中で、起死回生の一手を打つことはできるのか。
(Full-Count編集部=AP)
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