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Wednesday, June 1, 2022

音声で学ぶ健康保険 3割負担の他にもメリット多数 - 日本経済新聞

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マネーの知識を耳から学ぶ日経ポッドキャスト「マネーのとびら」。今回のテーマは「健康保険のイロハ」です。この春、新社会人になった人の中には給与から結構まとまった額の健康保険料が天引きされているのを知って驚いた人もいるでしょう。日本は国民全員が公的な医療保険制度に加入して保険料を支払う代わりに、医療費は3割など一部負担で済む仕組みになっています。今回は健康保険の基本やメリットについて、米国出身タレントのREINAさんと一緒に学びます。解説は日本経済新聞の露口一郎デスクです。

健康保険には会社員や公務員が入る「健康保険」と自営業者などが入る「国民健康保険(国保)」があり、少しずつ違っています(75歳以上は後期高齢者医療制度)。会社員の健康保険には「被扶養者」の概念があり、配偶者や子供など被扶養者も保険給付が受けられます。小学校入学後から70歳未満は医療費の自己負担は3割で、残り7割は��健康保険が負担してくれます。また保険料の半分は原則として会社が払うとあって、REINAさんは「会社員はお得ですね」とうらやましそうでした。公的な医療保険制度が充実していないアメリカでは民間の保険で医療費をカバーする人が多く、「しかも10~12%程度は保険未加入なため、高額な医療費が問題になっています」(REINAさん)とのことです。

日本では医療費支払いが高額になったときは会社員の健康保険でも国保でも「高額療養費制度」が利用でき、1カ月当たりの自己負担は一定の上限額以上にはなりません。この他にも会社員の健康保険には傷病手当金、出産手当金などがあり、日本の制度はかなり手厚いと言えます。一方、少子高齢化で医療費や一人あたりの保険料負担額は増加傾向にあります。今後、この健康保険の仕組みをどう守ればいいでしょうか。REINAさんは「一人ひとりが健康を意識することで、国全体の医療費を増やさない努力が必要」と感想を述べていました。

「東京・大手町の象徴といえば……やっぱりオフィスビルですね」とREINAさん

番組後半の人気コーナー「American Money Life」のテーマは「日米それぞれの象徴」です。その昔、日本がまだ貧しかった時代に��はテレビドラマに出てくる大きな冷蔵庫やクルマが米国の豊かさの象徴だった時代がありました。今では日本の一般家庭も相当大きな冷蔵庫を持つようになり、象徴も変わってきていると思います。「最近ではむしろ政治の不安定さや銃乱射事件など、悪いイメージの方が強くなっているのではと心配です」とREINAさん。一方、REINAさん自身は「日本の象徴といえば忍者!」と答えるほど忍者に興味があり、ハロウィーンで忍者の仮装をしたこともあるそうです。

「REINAのマネーのとびら」は毎週木曜日(祝日の場合は水曜日)、日経電子版やAppleのPodcast、Spotify、Amazon Musicなどのプラットフォームで公開します。

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